「幽幻道士」シリーズ最終作【霊幻少女】あらすじ&感想

「霊幻少女 帰ってきたテンテン」

霊幻少女 帰ってきたテンテン

「霊幻少女」の作品情報

原題:霊幻少女
製作年:1992年
製作国:台湾
監督:ワン・ツーチョン
製作:?
出演者:リュウ・ツーイー(シャドウ・リュウ)、チェン・トンツン、チャン・キント―、リー・ハイシン
上映時間:95分

「霊幻少女」のあらすじ

行方不明の父を探すテンテンは、たびたびキョンシーに襲われる夢にうなされていた。
そんなある日、500年前の美少女で陰界と陽界をさまよう蘭姫と出会う。
テンテンは蘭姫を成仏させてあげるため、金おじいさんから禁じられていた法術を使ってしまう。
すると、次々と魔界から怨霊が出没する。
さらには最強最悪の魔教主クマラが現れ、テンテンたちに襲いかかってくる・・・。

「霊幻少女」の感想

今作の後編をもって「幽幻道士」シリーズが完結となる予定でしたが、制作会社の倒産により後編は製作されることなく、今作が事実上の最終作となりました。

「幽幻道士」シリーズなのに、なぜかタイトルに『霊幻』という言葉が使われています。

何の狙いがあるのかは謎ですが、「霊幻道士」シリーズのようでまぎらわしいタイトルですね。
『幽幻少女』でいいような気もしますが・・・。

今回のテンテンは、再びリュー・ツーイーシャドウ・リュウ)が演じているのですが、『幽幻道士4』や『来来!キョンシーズ』の頃よりも大人っぽくなっています。

テンテン_霊幻少女

おなじみのキャラクターとしては、その他に金おじいさんとトンボが出ています。
それ以外にレギュラーメンバーがいないのが、少しさみしいですね。

テンテン・金おじいさん・トンボは過去作品とは声優さんが違うので若干違和感があります。

特に金おじいさんは、印象がかなり違います。

驚いたのは、トンボが今までとは全然違うキャラクターになっていることです。
『霊幻少女』のトンボはさらにイタズラ好きになっていて、平気でおならをするなど下品な所もあるし、ちょっと性格が悪くなっている。
過去作品のトンボが好きだった人は、ガッカリするかもしれません。

新しいキャラクターとして、まるちゃんという女の子が出てくるのですが、性格が悪くて嫌な子なんです。

このまるちゃんはトンボに片思いしているのですが、トンボはテンテンのことが好きという三角関係になっています。
まるちゃんはなかなかのトラブルメーカーで、この子のせいで途中からとんでもない展開になってしまうんですね。

それにしても、この『霊幻少女』はキョンシー映画なのにキョンシーは始めの方に数分登場しただけで、その後は一切キョンシーが出てこないという、かなり変わった作品です。

これをキョンシー映画と言うのは、ちょっと無理があるような気がします。

まるちゃんのせいでテンテンの法術が失敗してしまい、魔界から魔物たちが現れてしまいます。
その魔物たちとテンテンたちが戦うのですが、映画の後半は完全にキョンシー映画ではないですね(笑)。

物語の前半は気の抜けたコメディが続きますが、後半は一気にシリアスな展開になります。

魔界から蘇った魔教主クマラは、金おじいさんのかつての兄弟弟子なのですが、金おじいさんに強い恨みを抱いています。

クマラ
クマラ

このクマラが強すぎて、金おじいさんも歯が立ちません。

テンテンたちはどんどん追い詰められていき、観ていて「ウソでしょ!?」と思うような展開になります。

明らかに続編を意識したラストになっているので、これが最終作になってしまったのが本当に残念ですね。

それにしても、こんなラストを迎えた後に、一体どんな続編を企画していたのでしょうか?
とても気になりますが、今となっては知るよしもありません。

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