「幽幻道士」の歴代作品をまとめてみました。
「幽幻道士」(1985年製作)
香港映画『霊幻道士』を元にして生まれた亜流キョンシー作品の一つで台湾の映画です。
19世期中期-20世紀初頭の清王朝後期の中国を舞台としたアクションホラーコメディー。
子供たちの間で大人気となったテンテンを始めとして、金おじいさん、チビクロ、チビトラ、デッパ、スイカ頭、親方、デブ隊長など個性的なキャラクターが登場します。
日本では1987年1月12日、TBS「月曜ロードショー」で『幽幻道士 キョンシーズ』の邦題でテレビ放映され高視聴率を記録しました。
「幽幻道士2」(1987年製作)
前作『幽幻道士』の続編で、日本では前作の放映からわずか数か月後にテレビ放映されました。
テンテンがキョンシーダンスを踊るなどコミカルなシーンがありながらも、後半はハラハラドキドキの展開です。
ラストシーンには涙した人も多いのではないでしょうか。
「幽幻道士3」(1988年製作)
「幽幻道士」シリーズの第3弾。
本作は『来来!キョンシーズ』と平行して制作された作品であり、トンボをはじめ来来のキャストが登場します。
テンテンたちの激しいアクションや、キョンシーVSフルメタルキョンシーの対決、手の込んだ法術シーンなど、前作と比べて派手な作品となっています。
「幽幻道士4」(1988年製作)
「幽幻道士」シリーズの第4弾。
本作は『幽幻道士1~3』の続きではなく、独立した作品となっています。
前作までテンテンを演じていたリュウ・ツーイー(シャドウ・リュウ)が途中からリン・シャオロウに変わることが最も大きな特徴ではないでしょうか。
テンテンたちが、人に乗り移る能力を持つ恐ろしい悪魔と激しい戦いを繰り広げます。
「来来!キョンシーズ」(1988年製作)
TBSが出資して台湾で製作された全10回のテレビドラマで、映画「幽幻道士」シリーズのスピンオフ作品です。
チビクロの家族が登場するなど、映画とは少し設定が違っています
第一部「がんばれ!テンテンの巻」、第二部「狂暴殺人キョンシーの巻」、第三部「悪漢コウモリ道士の巻」という三部構成になっています。
秋山絵美さんが歌う主題歌『キョンシー!!!』を覚えている方も多いのではないでしょうか。
「新・幽幻道士/立体奇兵」(1989年製作)
長らくお蔵入りの未公開作品となっていたことで日本では幻のキョンシー映画となっていましたが、2006年にDVDが発売されました。
本作は立体3D映画として製作され、劇場で配布される3Dスコープを用いて鑑賞する事により、該当シーンで映像が飛び出す仕組みとなっていました。
テンテンがリュウ・ツーイー(シャドウ・リュウ)からリー・イージェン(幽幻道士4のチェンチェン)に交代しているなど、今までの「幽幻道士」シリーズとは一部設定が異なります。
「霊幻少女 帰ってきたテンテン」(1992年製作)
「幽幻道士」シリーズ最終作ですが、なぜかタイトルに『霊幻』という言葉が使われています。
テンテン、トンボ、金おじいさんに加えて、新しいキャラクター「まるちゃん」が登場します。
魔界から蘇った最強最悪の魔教主クマラと戦うことになり、激しい戦闘の末にまさかのラストを迎えます。
→現在は入手困難な作品です。
ラム・チェンインが登場する【霊幻道士シリーズ】については、下記の記事をどうぞ!
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